3回目 ラベルデザインは大切なのだ
デザインを決めて行く前に、まずは商品自体を見直すところから始めました。
とは言っても、赤しそはシーズンがかなり短く、試作商品を作るまで時間はほどんどありません。
しかも一発勝負です!!
まずは、製造をお願いするボトリング会社へ訪問。

前回のペットボトルの経緯や製造工程の説明を伺い、可能なパッケージを検討します。
事前の協議会では、紙パックの提案が好評だったのですが、こちらのボトリング会社ではできないということで却下。
ペットボトルに関しては、ラベルやパッケージをのことを考えると、真夏の販売には時間的に厳しいということで、予算や製造期間を考えると可能なものは瓶ということになりました。
決まった瓶は下記のタイプです。

スリムなスタイリシュな瓶に決まりました。
今までの協議会の反応等をみて、瓶用のラベルデザインを提案します。
◆ラベルデザイン提案



瓶に合わせ少しスタイリッシュ感を意識してデザインしましたが、ただ、あくまでも農産物の加工品として遠賀町の特産品になるものです。
あまりにもスタイリッシュ色が強くてもだめなのではと思い、あくまでも、「売りやすく、売れるデザインを!」ということで協議の結果、以下のデザインに決まりました。


遠賀町の「遠」の文字をロゴに使用し、そのロゴの周りを取り囲む3つの輪を、遠賀町を象徴する「遠賀川」をイメージし、その周りに特産である赤しそを配置。
特産物の種類ごとにその特産のイラストを配置することにより、遠賀町の特産物のイメージを統一します。
一目瞭然に遠賀町ブランドであることを認識できるようなロゴマークとしました。
3つの輪は広がる波紋をイメージし、町内の方や日本いや世界へ広がっていくようにという意味も込めています。
ポイントは農産物の加工品であるけど、田舎っぽさではなく、素朴で末永く愛され続けるロゴに仕上げたところにあります。