最近、いろいろと初挑戦の多いキューブネットですが、
今回は、園芸農家さんを対象にしたセミナーの講師をさせていただきました。
いつものことながら、夫婦共演という(笑)。
北九州は意外と知られていませんが花きの栽培が行われていて、
特に小倉南区のシクラメン栽培は盛んなのだそうです。
意外と市民にも知られてないですよね。
嗜好品でもある花の需要はリーマンショックからさらに下降を続け、
最近では、かなり厳しい状況まで追い込まれているのだそうです。
さらに、花の農家はJAでの共同出荷が少なく、
個人経営に任されていることが多く、
販売や販売用の資材についても、自分たちで用意することが当たり前で、
当然コストがかかるため自分たちで揃えることが多いのだそうです。
そこで農業普及員の方から、
ポップなどの作り方を教えてもらえませんか?と相談を受け、
セミナーを行うことになりました。
最初は、ワードを使ってのチラシ作りを考えていましたが、
それよりもブランディングの必要性について、
話をした方が良いのではないかということになり、
これまで関わってきた経験を元にお話することにしました。
まずは、ブランディングの必要性をと健さんより。
ブランディングとは「自分の看板を作ること」。
まずは、もう一度、自分を見直し、自分の強いところを見つける。
そして、それと「伝える形にすること」。
当たり前のことで何度も聞いていることなのでしょうが、
でも、現実はできていない、やり方が分からない場合が多いんですよね。
そして私に交代し、具体的にどういうものを作ればよいのか?
今までにブランディングしたものを紹介しながら、
具体的にどんなものをどう作るのかを説明しました。
今回は、マンゴーの入江マンゴー農園さんの紹介をしました。
入江さんのところは個人ながら、がんばってブランディングに取り組んでいます。
少しでも共感を得て貰えればと…
実際に作ってもらったものを見てもらいました。
最後に写真の撮り方の実技。
外光を使ってデジカメで撮影する方法をレクチャーしました。
といっても、誰でも簡単にきれいに撮れるなんちゃって撮影ですが…。
撮り方の方法
①フラッシュは使わない
②大きいサイズで撮る(印刷用)
③いろんな方向から撮ってみる
④レフ板(ダンボールで手作りしたもの)を使って光を当てる
⑤背景を工夫する
⑥構図を工夫する(余白を大切に)
実技風景、夢中になって忘れてしまったので、
仕上がりの写真だけを…
みんなで撮った後にPicasaでの編集をレクチャー。
みなさん思ったより簡単にPOPができることに驚いていました。
本当に今は個人が物を売るというのは大変な時代です。
でもきっと、個人にしかできない強みはあると思います。
特に農業は農家しかできないのですから、
もっと自分の作っているものに自信と誇りを持って、
きちんと売ることを意識できれば、
きっと、変わっていけると思います。
私たちの思いが少しでも伝わればいいなーという思いで、
つい熱が入って時間オーバーしてしまいましたが、
何か少しでも生産者の方にとって、
良い方向へ変わればと思いました。
こんな機会をいただけたことに大変感謝しております。
セミナーのレジュメのPDFを公開しておきますので、
興味のある方はぜひご覧ください。